心穏やかにFIREするために
最近、こんな話を耳にしたことはありませんか?
「日本経済が崩壊するかもしれない」「アメリカ経済がもうダメになる」「大地震がいつ来てもおかしくない」…。ニュースやSNSでもよく話題になりますよね。経済的自由を柱にしているFIREにとって確かにどれも大事なテーマ。
でも、こういう極端な話に引っ張られすぎると、不安ばかりが膨らんでしまうものです。
十分な資産があるのにFIRE出来なかったり、FIREしているのにいつも不安だったり・・・
もちろん、準備や備えは必要。でも極論ばかり考えてしまうと、日々の生活が窮屈になってしまいます。今回は、「極論を考えるのはやめよう」と題して、心穏やかに暮らすための考え方をご紹介します。
1. 極論に引っ張られやすい理由って?
(1) 極端な話は目を引きやすい
私たち人間は、危険やリスクの話題に敏感です。「日本経済が崩壊したらどうしよう?」なんて話を聞くと、どうしても心がざわつきますよね。youtubeなら再生回数もまわります。
(2) 極端な話はインパクトが強い
「経済が崩壊するかもしれない」と言われると、大変なことが起こりそうな気がしてしまいます。反対に、「今の経済は課題もあるけれど徐々に対応している」という冷静な話だと、なんとなく聞き流してしまいがち。
(3) 不安が増幅しやすい環境
SNSやニュースは、不安を煽る内容ほど話題になりやすい傾向があります。極論に触れる機会が増えると、冷静さを失いやすくなるんですね。
特にFIRE生活をしていると自由な時間が潤沢にあるのでついついネットに依存してしまいます。
2. 日本経済が崩壊する?実際はどうなの?
日本株を投資先に選択している人も多いのではないでしょうか?私もその一人です。
「日本経済が崩壊する」なんて話、昔からよく耳にします。でも、現実はどうでしょうか?
今の日本経済の状況
- 日本は、少子高齢化や国の借金といった課題を抱えています。でも、世界第3位の経済規模を持つ国として、まだまだ力強い基盤があります。
- 日本の国債は、ほとんどが国内で消化されています。これが急に崩れる可能性は低いと考えられています。
もちろん、経済に課題があるのは事実。でも、それを「崩壊」と呼ぶのは極端すぎるかもしれませんね。世界には日本に経済的に依存している国もたくさんありますから、日本が崩壊する前にそこらの経済的に弱い国が先に破綻します。
日本経済について本格的に心配するのは10個くらい小さい国が破綻してからでいいんじゃないでしょうか?
そうなったら日本株を手放して全部外国株にすればいいと思います。
3. アメリカ経済の崩壊も心配?
アメリカ経済もよく話題になります。S&P500に投資しがちなFIRE生活者も不安になる要素の一つです。「ドルが弱くなる」「株式市場が暴落する」など、何かとネガティブな予測を耳にしますよね。でも、アメリカはこれまで何度も危機を乗り越えてきました。
アメリカ経済の強さ
- 世界中から投資が集まり、技術革新も進んでいるため、経済の基盤はしっかりしています。
- 一時的に景気が悪くなることはあっても、そこから立ち直る力がアメリカにはあります。
「アメリカ経済がどうなるかわからない」と心配するより、自分ができることをコツコツ進めた方が安心です。
しかも日本に家を買って住んでS&P500に投資していたりすると自然とリスク分散しているという事になります。
4. 大地震が来るかもしれないけど…
日本は地震大国ですから、大地震への備えは大切です。不労所得の為に購入した不動産やマイホームが壊れてしまうかもしれません。そう考えると不動産も資産としても投資先としても安全ではありません。
でも、「いつ起きるかわからない地震」を怖がり続けるのは大変ですよね。
備えをしたらあとは気にしない
- 家具の固定や非常用持ち出し袋の準備など、できる備えをしておけば大丈夫。
- 地域の避難経路や避難所を確認しておくと安心感が増します。
大地震はいつ来るか誰にもわかりません。だからこそ、「備えたらあとは心配しすぎない」くらいの気持ちが大切です。
私たち家族はキャンプが好きなので、どこかで地震があったというニュースを見るたびに「これは災害対策だから・・・」と言い訳をしながらキャンプ用品をネットでポチっています。
どんな事でも楽しむ気持ちが大切です。
5. 極論に振り回されないためのヒント
(1) 情報に振り回されない心構えを持つ
極端な話を聞いたときは、「これって本当かな?」と少し冷静に考えてみましょう。データや専門家の意見を調べると、過剰に不安になる必要がないことがわかるかもしれません。
極論を考え始めたら「地球が爆発する」だの「宇宙が崩壊する」だのまで心配しないといけなくなりますよ?
・・・ほらね?あほらしくないですか?
(2) 自分ができることに集中する
- 貯金を増やす
- 地震への備えをする
- 資産を分散してリスクを減らす
こうした現実的な行動を進める方が、不安を解消しやすいです。自分がどうにもならない事を考えても仕方がないですから。
自分が出来る範囲の事をやる。それが一番です。
(3) 適度に情報から距離を取る
不安を煽るような情報ばかり見ていると、気持ちが疲れてしまいます。たまにはニュースやSNSから離れて、好きなことをしてリフレッシュしましょう。
デジタルデトックスとまでいかなくてもいいので、少しSNSから離れてみるのもいいですよ。これもFIRE生活者の特権です。
6. まとめ:日々をもっと心穏やかに
「日本経済が崩壊する」「アメリカ経済が崩壊する」「大地震が来る」といった話題は、不安を掻き立てます。でも、極論に囚われると、本当に大切なことが見えなくなってしまいます。
大事なのは、自分がコントロールできる範囲で備えや準備をしておくこと。それができたら、あとは心配しすぎず、日々の暮らしを楽しむことが一番です。
未来は誰にもわかりません。でも、自分なりに備えながら、今を大切に生きていく。そんな穏やかな生き方を目指していきたいですね。
コメント